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 睡蓮鉢のビオトープが人気です。そもそもビオトープという言葉の意味は、ギリシャ語の生命という言葉のビオと、場所という意味のトープという言葉を組み合わせて作られた造語です。したがってビオトープの意味は、野生の生き物が住む場所、すみかという意味になります。この場所は、生物が食べて、育って、繁殖するなどというすべての行為が可能でそれを支える場所と言えます。

 そのビオトープが、睡蓮鉢を使用してできる作り方がネットでも人気です。その睡蓮鉢は、常滑焼のような焼物であったりガラス製であったりいろいろ種類が通販サイトなどで販売されています。
 
 この睡蓮鉢を使ったビオトープガーデンの作り方ですが、素焼きなどの睡蓮鉢を枯れ木の枝で仕切って半分には小石を、半分には水を入れて小鳥などが来るように浅瀬を作ります。睡蓮などをビニールポットに入れたまま植えて水が濁らないようにします。また、浮き草なども水に浮かべます。水が入っている部分にメダカを放します。そうするとボウフラなどが発生しにくくなります。

 また、水の部分の掃除のためにタニシを入れます。水が減ったらこまめに補充します。こうすると特に例えばメダカのえさなどをあげなくてもだいじょうぶです。逆にえさをあげたりすると水質が悪くなるのであげないほうが良いようです。そこでは、小さな生態系が整っているのです。これは、あくまで自然保護の考え方が根底ありますから、ここで買ってきたメダカが増えたからと言って自然の川に放したりしたらだめです。逆に自然の生態系を壊すようなことにつながることもあるので気をつけなければいけません。

 この自然保護という考え方からビオトープ管理士という資格も今注目されています。ビオトープ管理士は、人と自然が共存できる地域を創造するための技術者と言われています。

 大きくは、公共事業などで、また、学校でのビオトープや公園でのビオトープの整備などビオトープ管理士の活躍する場は増えています。

 そんな大きなビオトープの整備とか、資格までとは、言わなくても、ベランダで北欧風のガーデンを作っている人も多いと思います。

 北欧風のガーデンと言えば素焼きの鉢をよく使いますが、その鉢でも、その睡蓮鉢でも、ビオトープは実践できるということです。自分で自分の部屋の中や、家のベランダでも、ビオトープによって、ひとつの生態系が作れるってすごいことですね。