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 南アフリカのセダルバーグ山脈の一帯でのみ生育するルイボス。現地の言葉で「赤い茂み」を意味するルイボスは世界的にも珍しい「マメ科の針葉樹」です。このルイボスの乾燥させた葉から作られたお茶がルイボスティーで、樹がアルカリ性を強くだして、ミネラル分も多いので南アフリカの先住民の間では、不老長寿のお茶として健康のために飲まれていました。

 製茶産業に関わっていたギンズバーグという人が、ルイボスティーを飲んでいる部族が飲んでいない部族よりいつまでも若々しいという点に着目して、栽培、加工方法を研究し、ヨーロッパで広げていきました。ルイボスティーの一番の特長は紅茶や日本茶と違い、カフェインがまったく含まれていないということです。ですから、小さい子供や妊娠中の女性、お年寄りなど家族全員が飲めるお茶として世界中で多くの人に飲まれています。

 お茶とはいえ、このルイボスティーにはさまざまな効果や効能があります。その中でも注目されているのが、体内で発生する活性酸素(スーパーオキサイド)を除去する酵素「SOD様酵素」が含まれているということです。SOD様酵素は20代から減少し始め、40代になると約半分になってしまいます。活性酸素は老化の原因として知られていますので、若さや健康美を保つためにもルイボスティーを習慣として飲み続けるとよさそうです。

 老化といえば卵子もこの活性酸素によって老化が進んでいくということです。よい受精卵を作り着床しやすくするには卵子の質を良くしないといけません。ルイボスティーには活性酸素を除去するポリフェノールが含まれています。そして、精子や卵子の源になるミネラル成分が多く含まれているので、不妊で悩む女性の間では有名なお茶なのだそうです。

 ルイボスティーはノンカロリーなので、食事制限などがある人にも最適ですし、ミネラルもバランスよくたっぷりと含まれています。腸の調子を整え、便秘の解消という効果もあります。また、飲むだけではなく、ルイボスティーを湿疹やニキビ、赤ちゃんのおむつかぶれなどに化粧水のようにパッティングしたり、ティーバックを入れて入浴するという使用法もできます。

 このような様々な効果や効能もその作用は緩やかで、実感するには時間がかかるかもしれません。ですが、薬ではないので副作用もなく、飲みすぎという心配もありません。健康や美容に良いという効果や効能が立証されていますので、試してみてはいかがでしょう。