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 鯖のへしこを食べたことがありますか?へしこは、鯖を糠づけにしたものです。

 まず、作り方について調査しました。サバは、一定の期間冷蔵室などで保存します。この保存するという過程によって余計な水分が取り除かれます。単に保存するだけですが、この一定期間の保存によってむだな水分が取り除かれて、さばの身が引き締まって、後々脂の乗ったおいしいへしこができる大事な要素のひとつになっています。

 サバは、冷蔵室で一定期間保存された後、塩漬けにされます。サバは、内臓などを取られた後、樽に入れて1週間くらい重石を乗せられて塩漬けにされるのです。この塩漬けの段階での塩の量は、へしこの味を決める大事な要素になっています。 塩漬けした後は、それぞれのへしこの製造元の秘伝のブレンドとも言われる糠も漬け込まれます。この糠は、塩、しょうゆ、みりん、酒、麹、唐辛子などです。この糠を、内臓を抜かれた腹の部分にも十分に塗りこみその上で糠漬け専用の樽に糠といっしょに入れたら樽を密閉してこれも、重石を乗せて、高温多湿の状態が保たれている室という場所で1年から2年の期間保管されます。

 重石を乗せる時は、全体に均一に重量がかかるように調整することが大事です。この室での管理されることによってサバは発酵していきます。この発酵させる期間によってもおいしい出来上がりになるかどうかが決まるので細心の注意を払ってチェックしなければなりません。発酵を適度に進み、鯖の身の色が、あめ色のような感じになって輝くようになったらへしこの完成です。

 このへしこの歴史ですが、へしこは、若狭地方、現在の小浜市など福井県の伝統料理です。へしこは、その地方の冬に食べる保存食のひとつでもあったようです。へしこの食べ方は、糠を軽く取り除いてから火であぶって食べます。

 あぶったへしこをほぐしてごはんの上に乗せてお茶をかければ、へしこのお茶漬けの出来上がりです。おさしみで食べられるへしこもあります。お酒のおつまみには、薄くスライスしたものにレモンを添えたりすると良いようですよ。

 もちろんただあぶったへしこをそのまま食べるのもおいしいということです。その場合は、あまり焼きすぎるとジューシーなおいしさが失われるので、軽くあぶるだけにしておいたほうがおいしく食べられるようです。へしこは、鯖だけでなく、ふぐやいわしのへしこもありますね。