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 秋になると鮮やかな黄色で並木道を彩り、目を楽しませてくれるイチョウの木。
イチョウの木の果実である銀杏(ぎんなんには、でんぷん、ビタミンB、C、β−カロテンなど栄養が比較的多い果実です。 β−カロテンは活性酸素の働きを抑制する効果があるので老化防止につながり、肌荒れやにきびにも効果があるとされています。

 季節になると、スーパーなどでも袋入りで見かける銀杏ですが、表面の硬い殻を処理するはどうしたらいいでしょうか。一度にたくさん調理したいとき、手間がかかるのは困りますよね。銀杏の皮をむく方法はいくつかありますので、まずはお家にある道具を使って試してみてください。

 まずは、ペンチを使った方法。ペンチの少し奥のところに銀杏の2本のスジを上下にしてはさみます。力を逃がしてパチッと割ると後は手で剥く事ができます。一度にたくさん割るようなら、ペンチを使うのが力もさほどいらず、一番楽ですよ。

 キッチンバサミで殻を割る方法。キッチンバサミの中ほど、ギザギザの楕円形になっている部分(栓抜き)を銀杏の殻割りにも利用できます。この場合も、2本のスジを上下にしてはさみます。力を入れ過ぎると実が潰れるので気をつけてください。

 金づちで殻を割る方法。コンクリートや硬いものの上に、銀杏のとがった方を上にして手で固定します。手をたたかないように注意しながら、金づちで軽く叩いてください。同じ要領で包丁の背、スリコギなども使えます。

 殻が割れたら、薄皮を取りましょう。鍋に浸かるくらいの湯を沸かし、銀杏を薄皮がついたまま入れます。網じゃくしで軽く押し付けて転がすと、薄皮がはがれてくるので薄皮を取りながら2分位ゆでると下ごしらえは完成です。お塩をふって食べてもいいですし、茶碗蒸しなど料理にそのまま使う事が出来ます。

 このほかに、おつまみ感覚で銀杏をおいしく食べたい場合は、電子レンジで加熱する方法がおすすめです。なんと、手紙を送るときに使う茶封筒で簡単に調理できちゃうんです。

 茶封筒に殻つきの銀杏10個を入れ、口を三つ折りにします。飛び出さないように折り目を下にして、電子レンジ500Wで40〜50秒加熱するだけ。ポンポンと殻が弾ける音がします。茶封筒から出して殻をむいて塩をふって食べるだけ。殻が割れてないものものは、ペンチやキッチンバサミで殻を割って食べてください。茶封筒は使用済みでもかまいませんが、セロハンの窓がついたような封筒はやめておいたほうがいいですよ。

 せっかく調理した銀杏ですが、銀杏の食べ過ぎに注意が必要です。

 銀杏には、神経に働くビタミンB6の作用を妨げる中毒物質が含まれています。この毒素が多量に体内に入ると、けいれんなどの中毒が起きることがあります。

 特に、幼児は解毒能力が発達していないため中毒になりやすく、時には死に至ることもあります。  せっかくの秋の味覚。食べ過ぎに注意して、適度に美味しく食べてくださいね。